ピーター・フランクル [official web site]
本ページをお楽しみ頂くにはJavaScriptを有効にする必要があります。
JavaScriptを有効にするか、対応ブラウザをご利用下さい。

ピーター・フランクル [official web site]

メッセージ【ピーター・フランクル [official web site]】

プロフィール【ピーター・フランクル [official web site]】

講演テーマ【ピーター・フランクル [official web site]】

主要著書【ピーター・フランクル [official web site]】

リンク【ピーター・フランクル [official web site]】

お問い合わせ【ピーター・フランクル [official web site]】

ピーター・フランクルの公式ホームページ
 
ピーター・フランクル [official web site]ホーム>メッセージ
 

オリンピック

(2008.4.22)

 友達によく「チベット問題についてどう思う?」と聞かれるが、正直言って不勉強であまり詳しくない。だからそれに対しては発言を控えたい。一方北京オリンピックについては「絶対観ない」と決めている。その理由は「近代オリンピックの理念がことごとく死んでいるから」である。
 聖火リレーの報道を通じてその思いは強まるばかりだ。平和の祭典であるはずのオリンピックは国粋の道具、国民の精神の昴揚の機会になってしまった。聖火リレーを始めたのは1936年のヒトラー・ドイツであったことは象徴的であろう。それにしても聖火がギリシャのオリンポスから出発する意味は、この炎が消えずにそのまま開会式の会場に届いて、閉会まで燃え続けることだろう。だから途中で飛行機に乗る際、何回も消されることでその連結性は潰される。中国側に少しでも「オリンピック精神に基づいて」という意志があったら、ギリシャからずっと陸路で、たとえばシルクロードを辿って聖火を運んだであろう。
 またオリンピックの国際交流としての素晴らしさを表した言葉として「参加することに意義がある」というものがあった。これも完全に死語化してしまっている。各国の最大の関心事は、「メダルが取れるか」。また、その色と数、そして他国との比較である。
 アマチュアにしか参加資格がないと定められていたオリンピック。今や世界中のプロ選手が集う巨大サーカスになっている。メダルによる大収入に期待している。だから薬物使用も後を絶たないのだ。
 国家元首たちの開会式への参加も気になる。チベット問題に絡んで質問を受けたブッシュ大統領は、「オリンピックは政治的イベントではなく、スポーツなので参加する」と表明した。政治と関係なければ政治家のジョージ・ブッシュをはじめとする世界中の政治家が、(しかも公費で)なぜ参加するのか理解できない。


∧top ∨bottom




☆番組出演情報☆

(2008.4.18)

 ☆番組出演情報☆
  4月25日(金) 19:30〜20:43 (NHK総合テレビ)
            「地域発!どうする日本」 生放送


∧top ∨bottom




「ピーター・フランクルの算数教室」参加者募集!!

(2008.4.17)

6月22日(日) リソー教育主催による
ピーター・フランクルの算数教室」を行います。詳しくは下記URLのHPをご覧ください。

http://www.s-tourship.com/blog/program/2008/01/20080108214022.html


∧top ∨bottom




海外での講演

(2008.2.19)

 2月の初め、香港で講演をした。主催は香港にある二つの日本人学校であった。日本人からの依頼で海外で講演をしたのは初めてだったので、依頼が確定した半年前からとても楽しみにしていた。
 最近日本国内でも小学校での仕事の依頼が増えてきたけれど、海外に住んでいる子供たちとその両親や先生に伝えるべきメッセージはやはり違う。住んでいる環境が日本と異なっているので、親の考え方も違ってくるのだ。
 実は、事前にメールで親が講演会の中で話してほしいという幾つかの項目が届いたのだが、それを見た時はかなり驚いた。全部で10項目もあったのに、その中には算数の「算」の字もなかったのだ。一番多かったのは、英語や中国語、または広東語の学習や上達方法に関するものだった。街を歩いていても、新聞やテレビを見ていてもこれらの言語に触れることが多いから無理もない。
 しかし、僕は考えれば考えるほどこれに違和感を覚えた。仕事場やお店で「外国語がもっと話せたら…」とため息をつく親の姿は目に浮かぶ。しかし、子供たちの本当のニーズは違うのではないか、と思った。彼らが日本人学校に通っているのは、いずれ日本に戻って、この国の高等教育を受けたり、日本企業で働いたりするためであろう。ならば、国語能力を高めることに重点を置くべきではないか。
 今のヨーロッパを見て「民族ってなんだろう?」と深く考えたことがある。ハンガリー学士院が行った精密調査で、ハンガリー人と周辺国家の人々の間に遺伝子的な差は現れなかった。歴史上の偉大な文学者でもセルビアやスロバキアなどの混血が多い。そこで僕はハンガリー人を「ハンガリー文化や風土、伝統や歴史をこよなく愛し、ハンガリー語を自由に操ることができる人」と定義している。だから、フランス人として育ったサルコジ仏大統領はハンガリー人ではない。30代で香港に渡って向こうで一所懸命英語や中国語を学んでいる日本人はいつまでも日本人である。
 このような人たちはおそらく自分の子供にも日本人になってほしいと願うだろう。しかし、日本の国籍があるだけでは本物の日本人であるとは限らない。そのために小学校内外で日本語や日本文化などを本気で勉強することが最も大切ではないでしょうか。
 世界一難しい言語、日本語の場合は特にそうだ。英語を流暢に話せてもまともな日本語の文章を書けない人間は一人前の日本人として認められない。
 また、小学校で苦労しながら漢字を覚えないと中・高校生や成人になるとどんどん難しくなす。だから海外に住んでいる子供にとっても、いや彼らにとって特に国語をマスターすることが一番大切なのだ!!


∧top ∨bottom




明けましておめでとうございます

(2008.1.21)

 明けましておめでとうございます!今年も大分遅い初メッセージとなってしまった。4日前にほぼ一ヶ月間の南太平洋、つまり夏への旅から帰ってきた。
 今年初めての日本入国だったので、この国で両人差し指の指紋や眼の写真を強要された。こんなことは初めてだったので、いろいろ考えさせられた。
 この制度が導入された大義名分は言うまでもなく、テロ防止である。でもちょっと待ってください。今まで日本であったテロや飛行機ハイジャック事件を思い出してほしい。その背景に外国人の影さえなかったではないか。
 サリンを蒔いたのも、よど号事件を起こしたのも、数年前に機内でパイロットを刺したのも、すべて日本人である。外国人だけに対するこの差別的な態度を、到底説明ができない。ピーターのように、日本に長期滞在している、日本政府発行の身分証明書を所有する人の場合は尚更である。
 今回の旅は小さな島国、バヌアツを訪れた。そして、活火山で有名なタナ島にも行った。そのため、首都のあるエファテ島からタナ島まで国内線に乗った。現地の人の大らかさには驚いた!
 40人乗りのプロペラ機だったけれど、持ち物検査は一切ない。搭乗券も遊園地の乗り物チケットのような簡単な紙きれだった。帰り道はタナ島の空港で待合室の扉が空いていることに気付き、外にでた。滑走路に繋ぐ舗装された道で、荷物運びの従業員が自転車に乗って遊んでいた。近づいて「良い自転車だね」と声をかけた。すると彼は「乗りたい?」と聞いてきた。そして頷いた僕に自転車を貸してくれた。
 飛行機の到着まで20分以上もあったので、滑走路を一周することができた。パイロットの気分になって嬉しくて仕方がなかった。こんな経験はこの先二度とできないかもしれない、と強く恩を感じた。せめてものお礼と思い、待合室からボールを持て来て、従業員たちにジャグリングを披露した。そして飛行機の音がするまでずっと交流を続けた。
 たくさんの飛行機が飛び交う日本の空港ではこんなことが無理なのも当然だ。しかし、ブッシュ政権のアメリカのように、安全のために必要以上に排他的になるのは理解できない。
 はっきり言ってイスラム過激派による日本でのテロの可能性は皆無だ。日本は外国で軍事行為を犯していないので、狙われてもいないのだ。その最大たる証拠は、9・11事件から6年以上も経ったが、その間日本で未遂事件さえ起こっていない。テロリストの目的が単にたくさんの人を殺すことだったら、標的になる国で日本の右に出る国はない。朝の通勤ラッシュ時、大きな駅で自爆すれば数百人を連れてこの世を去ることができるだろう。走行中の新幹線で自爆すれば、さらに悲惨な結果を招くかもしれない。
 そしてこれらを防ぐのに、厳しい入国審査よりも「平和を重んじる国、日本」のイメージのほうが役に立ちそうだ!


∧top ∨bottom




< 前のページ / 次のページ >